2011年06月15日

おひさま5

  先日2人のご婦人と「おひさま」について、はなしました。

 お一人は、94歳で、お歳なりに弱りはありますが、家事全般ご自分でこなされ、97歳になって足腰が弱られた連れ合いを援けながら生活しています。
 子供のように可愛がっていた室内犬がいなくなって、夫はがくんとよわったといいます。

 お二人は戦中、今でいう中国東北部〈当時の満州)に移住し、寒さと飢えだけでなく敗戦前の生死を分かつ苦労を重ねた話を、まるでつい先ほどのことのように話してくれました。

 このご婦人の「おひさま」評は、まるで絵空事のよう、の一言でした。

 
 いまひとりのご婦人は73歳、子ども時代を戦争で過ごしています。

 その人は、「お日様」が扱っている時代が戦中ということで、見ないことにして一るとのことです。

 理由は、もうあのような時代を思い出したくないから、といいます。

 今朝の新聞〈日経)をみていると、「子どもの情景――戦争とこどもたち」展の記事があって、この展をみてこのたびの福島電発事故と戦中の子供について考えさせられる、というようなことがあって、納得したりしています。

 ふと浮かんだのですが、フクシマが「安全神話」なら、戦中は「神国ニッポン」。なんか似たような・・・・・。

  長くなりそうなので、続きはまた今度。


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2011年06月14日

おひさま4

  テツコの部屋のつばくろ(むかし、ツバメのことを、母はこう呼んでいました)の卵から、4羽かえりました。

  可愛いですね。顔より大きく口を開けて、親鳥が運ぶ餌を我先にと、乗り出すさま。

  よく見ると、中にひ弱なひながいて、なかなか餌にありつけなく、大丈夫?と心配したりします。

  そこは、流石親ですね、しっかり見ていて、ひ弱なひなにきちんと餌を与えています。

  
  今日の「おひさま」は、卒業でした。

  陽子先生が、国民学校の生徒たちに、教育らしいことは何もしてあげなかった、と悩むところに、まっとうな教師としての、まっとうな悩みが、伝わってきます。

  「決戦への覚悟」とか「軍事教練」が、教育でも何でもないことは、いまの私たちには判ります。当時それが「教育」としてなされていたことに対する、陽子先生の割り切れなさが、先生の悩みであったのでしょう。

  そこを先輩先生は教師の側から、徳子お義母さんは子供の立場に立って、陽子を励ます。

  絣のもんぺにド派手な裏地を縫い込んだのを、陽子に渡す。徳子にはハハとしての陽子へのはげましと共に、閉塞感漂う時流への挑戦のようなものも感じられます。

  少しさびしいけれど、子供たちにとっては、卒業は、一方では巣立ちなのです。

  テツコの部屋の雛たちの巣立ちも、そう遠いことではありません。

  


  

  
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2011年06月06日

つばめ

  テツコの部屋 介護・福祉なんでも相談所(居宅介護支援事業所 あるいはケアマネジャ事務所)のひさしのテントの下に、春からツバメがやって来て、いまは卵を温めているみたい。

 昨年は来なかったので、うれしい限りです。

 昨年来なかったのは、理由があります。

 実は3年前、テントのわづかな鉄軸を利用して巣作りを試みたのですが、支えが小さすぎて断念。

 これでは可哀想と、小さな板を巣台にしつらえました。

 翌年見事な巣が完成して、喜んだものです。ところが、どっこい・・・。

 テントの中には、シャッターボックスがありまして、事務所の始業と終業の折にガラガラと騒音と振動を響かせるのです。

 卵を産むまでは問題なく過ごせていたのですが、流石に卵を抱く段になって、卵と親鳥を狙っている敵のように、シャッター音がしたのでしょうか。

 卵をおっぽいて、たちさってしまいました。

 そんなことがあって、昨年は巣に立ち寄りもしませんでした。

 代替わりしたのか、今年は早くから巣に入り、巣の補修をしたのち他卵を産んだのです。

 過ちを繰り返すまいと、朝夕の開け閉めは慎重に、慎重に。無事に子供がかえりますように。

 神を信じぬものですが、祈らずには居られません。

 


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